【実話怪談】深夜の寝室で母に取り憑いた何か・・・

深夜の寝室にて、眠っていた母が突然目の前で謎の行動を起こす・・・。

皆さんは、何かに取り憑かれた人がお祓い際に、上下に揺れる不思議な動きをする映像を見たことがあるでしょうか?

今回はそんな「急に何かに取り憑かれた」可能性がある「実話怪談・怖い話」をお届けします。

深夜の寝室で母に憑いた何か・・・

私が中学生の頃の話です。

夏休み期間ということもあり、生活習慣が崩れ毎晩夜中まで起きていました。

その日の晩も、あまり寝付けなかったので母と寝室で雑談をしていたんです。

時間も深夜1時を過ぎた頃、母は寝るとのことでベッドに向かいました。

私は母が眠る、ベット隣の床下に座ってテレビを見ておりました。

深夜アニメを見て時間を潰していたさなか、時計は午前3時になろうとしていた時のことです。

ベットで寝ていた母が突然起き上がり、座ったのです。

その様子を私は横で見ながら、起きたのかな、寝ぼけてるのかなと思っていました。

起き上がった母はずっと座ったまま、下を向いてぼーっとしているのです。

深夜ということもり、少し不気味に感じながらも、母に触れようと「お母さん…?」と話しかけたその時でした。

母が突然身体を前後に激しく揺らし始めたのです。

何度も何度も体を激しく揺らしている様子に、私もあっけにとられ見ることしかできません。

しばらくすると母の動きは止まりました。

また、私が「お母さん大丈夫?」と恐る恐る声をかけると、母は布団から足を出しベッドを椅子に足を床に付ける形で座り直しました。

ようやく、母が目を覚ましたのだろうと思い安心した途端、再び母が激しく身体を前後に揺らし始めたのです。

私は慌てて、母の身体を押さえつけ大きな声で「何!?大丈夫!!」と声をかけました。

すると、母は下げていた頭を上げながらも何も話さず、何事も無かったかのようにベッドに戻ったのです。

その日は、恐怖心と母の急な行動に不気味さを感じ、すぐに母の部屋を出て2階の自室で眠りにつきました。

翌日、昼頃に起床してからリビングに向かうと、いつもと変わりのない明るい母がいるのです。

「今日もよく寝てたね、もうお昼よ、昨日結局何時まで起きてたの?」と母が私に聞きます。

そこで、私はどうしても気になる昨晩のことを母に聞いてみました。

すると母は、ポカーンとして「なにそれ、なんのこと?」と笑いながら返してきたのです。

母は昨晩の不気味な行動にまったく覚えがなかったのです・・・。

あの時、母の隣で不気味な光景を見たのは私だけ、その日から数年経ちますが、あれは今でも覚えている不思議な体験です。

実話怪談を読んだ感想

先程まで何事もなく話していた母が急に起き上がり、身体を上下に激しく揺らす動作をするのが印象に残る怪談です。

心霊系の番組、怖い話の再現ドラマなどでは、霊に取り憑かれた人は激しさの差はあれど身体を上下に揺らす行動を起こします。

「体験者が声を掛けても反応が無かった」と言うこともあり、取り憑いた側は一方的に何かを伝えたかったのでしょうか?

そして、この怪談を聞いてみて不気味に感じのたのは、「その日だけ」ではなく、実は「継続的」なのではないか。

体験者の母は、深夜の行動に覚えはありませんが、取り憑かれた者が何者だったのか・・・気になる点が多い実話怪談でした。

おすすめの記事