【実話怪談】夜の公園にて、タバコを吸いに行った日の出来事

タバコを吸いに立ち寄った近所の公園での恐怖体験・・・。

昼間は子供達が元気に遊ぶ公園でも、夜になれば人も居なくなり、不気味な場所に急変します。

今回はそんな「夜の公園」でタバコを吸いに立ち寄った体験者が出会った「実話怪談・怖い話」をお届けします。

夜の公園にタバコを吸いに行った日の出来事

当時、まだ実家に住んでいた私はタバコを吸う際は、家の近所にある公園に行っていました。

公園は結構狭く、遊具もブランコが置いてあるだけで、日中遊びに来る子供も少ない場所です。

そんな公園なので、夜中は人が全く来ないので、私のちょっとした憩いの場にもなっていました。

最初に経験した不思議な出来事は、「風もないのにブランコが揺れている」のを目撃した時です。

まるで小さな子が乗っているように、ゆっくりと揺れるブランコを見た時は少し寒気がしました。

しかし、私が感じれないだけで、実際は風が吹いているのだと言い聞かせて気にしないようにしました。

その日以降、ブランコが勝手に揺れる所を何度か目撃することになり、私もあまり注意も払わないようになりました。

ある日、私がいつも座っているベンチ隣のトイレから、急に水が流れる音が聞こえたのです。

人が全く来ない夜の公園に、珍しく誰かいるのだなと思い、何気無くトイレの入り口を見ていました。

しかし、いくら待ってもトイレから人が出てきません。

恐る恐る、トイレを覗いてみましたが、誰もおらず流石に不気味に感じました。

その後、私は逃げるように家に帰り、しばらく公園に立ち寄らないようになりました。

公園での不気味な経験から2ヶ月、恐怖の感覚や記憶も薄れ、その公園以外に静かにタバコを吸える場所もありませんでした。

結果的に私は、仕方なく公園に足を運ぶことになります。

その日は7月の初め頃、少し蒸し暑くなりかけの時期、ベンチに座りタバコを吸っていた私は急に言いようのない寒気を感じました。

寒気を感じつつ、何となく後ろを振り返ると、白い塊が浮いているのです。

白い塊はラクビーボール程度の大きさで、顔はなく、ただ白く光る塊で、私は悲鳴をあげる寸前でした。

私が公園から慌てて家に逃げ帰えった時にはもう汗がびっしょりです。

あの公園にまつわる噂などの正体は不明ですが、勝手に揺れるブランコやトイレの水音を考えると公園に何かが居ると思わずにいられません。

白い塊を目撃した夜以降、その公園には昼間も怖くて近くを通ることはやめました。

実話怪談を読んだ感想

普段の生活の中でも身近な憩いの場所である「公園」にて、複数の怪異が体験者を襲う怪談です。

本来であれば、昼間は子供達の遊び声などで明るい雰囲気に包まれる場所ですが、人の気配が消える「夜の公園」は全く別の場所となります。

さらに、体験談から問題の公園は昼間でも、あまり人が寄り付かない場所として言われています。

公園が狭いからというだけの理由で人が寄り付かないのでしょうか、体験者が遭遇した謎の白い塊の影響なのか。

人が寄り付かない、寂しい公園でタバコを吸う際は、公園に住み着く「何か」にご注意ください。

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