【実話怪談】花立トンネル付近で体験した、不思議な体験談

花立トンネル付近で起こった恐怖体験・・・。

トンネルは全国に散らばる心霊スポットの中でも、噂話が絶えない場所の1つです。

今回はそんなトンネルにまつわる「実話怪談・怖い話」をお届けします。

花立トンネル付近で体験した、不思議な体験談

お盆休みに妻の実家がある茨城県に帰省したときに不思議な体験をしました。

その日は朝から天気が良く、若い頃に妻と何度かデートで行った「那須ハイランドパークに久しぶりに行ってみようか」ということになり、国道293号線を通って那須方面を進みました。

そして、花立トンネルを通り過ぎようとした時です。

車のエンジンが急に止まってしまいました。

「あれ、故障か?」と思いながらも、エンジンを何度もかけようとしても、「キュルキュルキュル」と空回を繰り返すだけで、直る気配がありません。

その場に立往生してしまい、「今日は諦めて帰るか」と思いながら再度エンジンをかけてみたら、音を立ててエンジンが動いたのです。

エンジンも直り安心した矢先、車のアクセルを踏もうと瞬間、またエンジンが止まったのです。

せっかく直ったと思ったのですが、「あれ、また止まったぞ!完全に故障したかな」と内心ガッカリしました。

しばらく妻と相談して、とりあえずJAFを呼ぶことにしました。

JAFを待っている間、試しに1度だけエンジンをかけたら、何故かエンジンは動くのです。

しかし、前に進もうとするとエンジンが止まり、ひき返そうとすると始動する。

「見えない何かがトンネルを通したくないみたいだね、私達をとうせんぼしてるんじゃない?」と妻がつぶやきます。

妻のつぶやきを聞いてから、急にゾクゾクと寒気を覚え「何だか怖いな」と妻の実家に帰ることにしました。

そこでエンジンをかけると、やっぱり始動するのです。

エンジンが動いている間に車を走らせ、妻の実家へ帰りました。

妻の実家に到着後、テレビを付けると交通事故ニュースが流れていました。

交通事故はかなりの大惨事だったようで、亡くなられたら方もいらっしゃったようです。

「気の毒に」と思った時、テレビの前で顔面蒼白、事故現場は私たちが通る予定だった花立トンネル付近だったのです。

事故が起こった時間帯も、順調だったら通過していただろうタイミングで、「エンジンが止まっていなかったら、事故に遭っていたのかも」と身体が硬直しました。

車のエンジンが動かなかった事が不運ではなく、事故を回避できた幸運になるとは想像もできませんでした。

妻の言うとおり「見えない力が私達を守ってくれたのか、それとも偶然の出来事なのか?」

くしくもその日は義理父の命日ということ重なり、不思議な力を感じざる得ない体験でした。

実話怪談を読んだ感想

花立トンネルに向かう途中で、車が止まってしまうというトラブルが体験者に訪れます。

車のエンジンが止まるだけなら、車のトラブルで片付ける事ができますね。

しかし、トンネルに進もうとすると車は止まり、戻ろうとすると車は動く。

結果的にはトンネルを通らずに戻ることで、後に発生する事故にも合わず事なきを得ています。

複数の出来事が重なる様子は、体験談にあったように、何か見えない力が働いていると考えてしまいます。

トンネルに住む何かの関わりよりも、義理父が引き止めてくれたと考えると腑に落ちる怪談でした。

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