12月のメインイベントであるクリスマスは、子供から大人まで参加できるイベントで街中も多くの人で賑わいます。
サンタクロースの格好でクリスマスケーキを販売したり、フライドチキンを買うために並んだりと、買い物客も多いでしょう。
今回は、そんなクリスマスシーズンで賑わう街中で起きた「実話怪談・怖い話」をお届けします。
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クリスマスの日に助けてくれた守護霊
何十年も前ですが、その日はクリスマスプレゼントを買いに、本厚木まで来ました。
その日は雨は降らないものの、風がすごく強くて、落ち葉やゴミなども飛んでくるような日でした。
久しぶりの休日のなので、親は出かけたくなかったようですが、家族3人でクリスマスプレゼントを選べるのがその日のみで、仕方なく出かけました。
クリスマスシーズンと言うこともあり、街中にはクリスマスツリー、サンタクロースの人形などが飾られ賑やかな感じでした。
街中を歩くとき、父は私と母より先にスタスタ歩いていたのですが、言い知れぬ何かを急に感じ、私と母が歩くのをピタッとやめると、目の前に看板が落ちてきました。
不思議なことに、いっしゅんだけ時が止まったように、時間が停止した感じがしました。ですが、そのおかげで怪我も無く看板の下敷きにならずに済みました。
その後は、何事も起きずクリスマスの買い物を終え、いざ帰ろうとしたときに、信号待ちしていた交差点にすごく大きなクリスマスツリーが飾られているのを眺めていました。
横断歩道の信号も変わりそうだったので、クリスマスツリーを背にして、信号が青になるのを待っていました。
すると・・・またさっきと同じように、急に時が止まったような感覚に落ち入り、後ろを振り返ると、強風でクリスマスツリーが折れて、倒れてきていました。
それが、スローモーションのように見えて、「危なーい」と大声で叫び、家族全員でその場から急いで逃げると、私たち家族が信号待ちしていた場所に、巨大なクリスマスツリーが倒れたのです。
もし、下敷きになっていたら、大怪我か、場所が悪ければ死んでいたかもしれません。
なんだかわからない不思議な感覚、一瞬時が止まった感覚のおかげでその日は2回も助けられました。
後日、霊感のある友達にクリスマスの日の出来事を相談すると、無事でいられたのは守護霊のおかげであると教えてもらいました。
守護霊の主は私のおばあちゃん。まだ生きてるおばあちゃんだけど、ずっとずっとあなたのことが、可愛くて心配で仕方ないんだよと言われました。
私はおばあちゃんには、小さい頃からすごく可愛がられており、仲も良いので、それを言われたときすごくびっくりしたと同時に、嬉しい気持ちでした。
あのクリスマスの出来事から数年経ちますが、同じようなことには起きていません。
そして、私を守ってくれている、大好きなおばあちゃんもまだ健康で生きています。
実話怪談を読んだ感想
看板やクリスマスツリーが強風などで落ちて来たのは災難でしたが、不思議な「カン」が働いたおかげで体験者は無事でした。
不思議な「カン」を働かせて守ってくれたのは、体験者のおばあちゃんの守護霊で生きてるところに感心を持ちました。
良くある怪談では、守ってくれたのはすでに亡くなった先祖の誰かという話は多くありますが、生霊が守ってくれた話は珍しいでしょう。
浮気している女、ストーカー男の生霊が祟っている話も良く聞きますが・・・。
この怪談は、「生霊は普通の霊より強い」という言葉をプラスの意味で捉えることができるます。
何気ない日常の中でも、大切な人や家族があなたを守ってくれている、怖い話ではなく、心温まる実話怪談でした。